ポエム
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underover
人は見た目には解らない内がある
人は聞くだけに解らない芯自分は被害者だとずっと嘆いて
喚いていた人がいた

本当の被害者は
その声すら挙げられないで
言葉といっしょに
心も飲み込んで
魂を暗い闇夜で
燃え尽きるまで燃やすしかなかった

真実を見ないで
嘆き喚く人の背中を撫でて
自分を正当化した
黒羊が
優しい夢を見ようとしている
出せない言葉を悪だと決めつけて


私は優しい羊飼い


鞭は使わない
犬も放たない
優しい夢を一緒にみるふりをする
誰かが必ず見てるというでしょ

必ず自分に戻るというでしょ



今までさんざん嘆き
喚いたじゃない
それで黒い羊が群をなしてきたじゃない
その時声にすらだせなかった人の気持ち
今ならきっと
わかるでしょ

復讐?違うそんな綺麗なものじゃない


公平も平等も存在はしないから
善と悪が廻るだけ


時々ジョーカーと呼ばれる

当たりでもあり
ハズレでもある




人は触れる事でわかる暖かさがあり
人は思う事でわかる愛がある

何かを成したい為に目標を掲げ
掲げたものを無くさないために
目的をさがして
探しすぎてそれを夢にして
夢をみたら人に笑われて
誰かのためか人の目を気にして
みんなとか世間一般や今までが
当たり前の世界

人から好かれたいと思うのか
嫌われたくないと思うのか
万人になろうとして
大切なものを壊してしまう
壊れてしまう

真新しい綺麗なジーパンより
ほつれたヴィンテージのジーパンの方が
価値あるのと同じ


何に縛られているのか


何を耐えたと言えるのでしょう

人には見えない痛みがある
人には理解できない歴史があり
人には話せない秘密がある

苦味が甘味になるほどの時間には
手段という方法も
思案という概念も


もはや経過





枝からは根が生え
選択肢からは願いを得るのだ。






21/07/10 20:52更新 / 黒百合



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