白い音、黄色い匂い。
実感はなかった。
誰かに褒めてもらいたい訳でも無かった。
貼り付いた何かが
巻き取るフィルムのように
過去を映し出した
それは言葉という
音にのせ
懐かしむ私を
また私にした
雪道に残る足跡を
綿毛が隠していく
無音の景色に広がる
黄色い絨毯は
これからの景色なのか
今までの景色なのか
かすめた風は
撫でたのか
叩いたのか
懐かしむ私は
見上げたのか
うつむいたのか
何も
見えていない。
誰かに褒めてもらいたい訳でも無かった。
貼り付いた何かが
巻き取るフィルムのように
過去を映し出した
それは言葉という
音にのせ
懐かしむ私を
また私にした
雪道に残る足跡を
綿毛が隠していく
無音の景色に広がる
黄色い絨毯は
これからの景色なのか
今までの景色なのか
かすめた風は
撫でたのか
叩いたのか
懐かしむ私は
見上げたのか
うつむいたのか
何も
見えていない。