ポエム
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縁もゆかりも
何度も繰り返す悪夢から始まり

倒れて泥水を飲んだ苦味の記憶と

振り返ると独りだと知り

絶対とか永遠とか全部とか
可能性をプラス思考で全て否定で打ちのめして
一番酷いやり方で私の心を
笑顔で踏み付けたあの人は

今も人の失敗を笑い話のネタにするために
アラを探しています。


カラー写真がセピアになっていく過程のように
笑顔の記憶はまるで御伽話で
色を持っていない。

雨に打たれすぎた百合の花が
青空を知らず
黒く変色して地に花を落とすまで
あなたは
眺めていたのでしょう?


可哀想に。
そう思いながら


落ちた黒い花は
唯の朽ちた花で

私は別の唯の黒いだけの花。


そんな話をしていたら
隣でひまわりが泣きだして
落ちた涙が
白と黒の縞模様

縁もゆかりも無いけれど

思い出したのは変な記憶ばかり。







21/12/22 18:08更新 / 黒百合



談話室



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