ポエム
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夕暮れ時は誰かと
寂しい夏の夕暮れ時は
一人で畑に行きました
案山子の横に腰かけて
膝に涙を隠してました
案山子は肩を抱くことなく
せいぜい風に揺れるくらい
けれど赤い空に押されて
後ろに伸びる二つの影は
友達同士みたいでした
母の優しい囁き声に
似せてヒグラシが鳴いてました
夢で星空をみるために
下を向いたまま帰りました
寂しい夏の夕暮れ時は
一人じゃいられませんでした
19/07/23 22:25更新 /
わたなべ
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