頭の膨らませ方を間違えた
どれだけ頭を膨らませても
足元の影が濃くも長くもならないから
僕はみんなから嘘つきだと思われている
夕日を見ようとして空を見上げると
頭の重さに耐えられなくて
大の字に倒れてしまう
頭を膨らませ始めた頃は
いつか風船みたいに高くたかく浮かび上がって
夕日を見下ろせるだろうと思っていた
けれど頭は膨れた分だけ重くなってしまうから
このままではいつか地面を突き破って
反対側の空に落ちてしまうかもしれない
嘘つきだと思われるのは
同情されるのと同じくらい腹が立つ
それでも僕は夕日を見下ろしたいと思っている
空に落ちるのではなくて浮かび上がりたい
今度は軽くて柔らかい思考で頭を膨らませて
いつか笑いながら夕日を見下ろしたい
足元の影が濃くも長くもならないから
僕はみんなから嘘つきだと思われている
夕日を見ようとして空を見上げると
頭の重さに耐えられなくて
大の字に倒れてしまう
頭を膨らませ始めた頃は
いつか風船みたいに高くたかく浮かび上がって
夕日を見下ろせるだろうと思っていた
けれど頭は膨れた分だけ重くなってしまうから
このままではいつか地面を突き破って
反対側の空に落ちてしまうかもしれない
嘘つきだと思われるのは
同情されるのと同じくらい腹が立つ
それでも僕は夕日を見下ろしたいと思っている
空に落ちるのではなくて浮かび上がりたい
今度は軽くて柔らかい思考で頭を膨らませて
いつか笑いながら夕日を見下ろしたい