連れ去ってほしい
大きな目が描かれた看板が立っている
憂鬱そうに瞬きをしながら
街の至る所に立っている
塗装が剥げかかった円盤が飛んでいる
酔いどれのような軌道を描きながら
ビルの谷間を飛んでいる
お父さん ぼくは連れ去られてしまうのかな
賢く育っているはずの僕の子供が怯えながら
そう問いかけてくる
大丈夫 彼らはお前を狙ってはいないよ
僕は僕よりも形の良い子供の頭を撫でながら
そう答える
僕は知っている
彼らは誰も狙ってなどはいない
そもそも彼らは存在すらもしていない
僕は知っていながらも願っている
もしも連れ去るのならば僕を選んでほしい
ああ 僕はどうしようもない馬鹿野郎だ
お父さん やっぱりぼくは狙われているよ
ぼくはどうしようもない馬鹿野郎だから
この世界にはいられないんだよ
いや お前は賢いよ 少なくとも僕よりはね
それに母さんがお前を待っているだろう
お前は先に帰りなさい
ああ 僕は知っている
知っていながらも願っている
僕はどうしようもない馬鹿野郎だ
憂鬱そうに瞬きをしながら
街の至る所に立っている
塗装が剥げかかった円盤が飛んでいる
酔いどれのような軌道を描きながら
ビルの谷間を飛んでいる
お父さん ぼくは連れ去られてしまうのかな
賢く育っているはずの僕の子供が怯えながら
そう問いかけてくる
大丈夫 彼らはお前を狙ってはいないよ
僕は僕よりも形の良い子供の頭を撫でながら
そう答える
僕は知っている
彼らは誰も狙ってなどはいない
そもそも彼らは存在すらもしていない
僕は知っていながらも願っている
もしも連れ去るのならば僕を選んでほしい
ああ 僕はどうしようもない馬鹿野郎だ
お父さん やっぱりぼくは狙われているよ
ぼくはどうしようもない馬鹿野郎だから
この世界にはいられないんだよ
いや お前は賢いよ 少なくとも僕よりはね
それに母さんがお前を待っているだろう
お前は先に帰りなさい
ああ 僕は知っている
知っていながらも願っている
僕はどうしようもない馬鹿野郎だ