君と僕とカナリアとオウム
君から譲り受けたカナリアは
今日も口を閉ざしたまま鳥籠から出てこない
僕のオウムは目を見開いて
糞を垂らしながら部屋中を飛び回っている
行かないで 一人にしないで
優しくするから 大切にするから
言葉の意味を少しも理解しないまま
ただ主人を真似て叫び続けるオウムに殺意が湧く
どうして君は行ってしまったのだろう
僕のオウムを受け取ってくれなかったのだろう
全ての答えはカナリアが知っている筈なのに
どうして鳴いてくれないのだろう
僕は夜毎薬の代わりに酒を呷って
粘ついた悪夢の中を歩き回る
カナリアを真似たオウムの声を頼りに
君の幻を探し求める
今日も口を閉ざしたまま鳥籠から出てこない
僕のオウムは目を見開いて
糞を垂らしながら部屋中を飛び回っている
行かないで 一人にしないで
優しくするから 大切にするから
言葉の意味を少しも理解しないまま
ただ主人を真似て叫び続けるオウムに殺意が湧く
どうして君は行ってしまったのだろう
僕のオウムを受け取ってくれなかったのだろう
全ての答えはカナリアが知っている筈なのに
どうして鳴いてくれないのだろう
僕は夜毎薬の代わりに酒を呷って
粘ついた悪夢の中を歩き回る
カナリアを真似たオウムの声を頼りに
君の幻を探し求める