夜の散歩
ろくでなしの僕は
河川敷から対岸の火事を見つめて
うんざりとした気持ちになる
風に乗って近付いてくる煙と温もりを
目が染みないように払いのける
いくじなしの僕は
無人の公園や廃屋の前を歩いて
ほんわかとした気持ちになる
ほらやっぱり ここはつまらない町だと
鼻歌交じりにひとりごちる
僕は夜の散歩が好きだ
自分をさらけ出せるから
昼の間は影に溶け込んで
背中に微笑みかけてくるだけの
自分の汚さや愚かさと 肩を組んで歩けるから
河川敷から対岸の火事を見つめて
うんざりとした気持ちになる
風に乗って近付いてくる煙と温もりを
目が染みないように払いのける
いくじなしの僕は
無人の公園や廃屋の前を歩いて
ほんわかとした気持ちになる
ほらやっぱり ここはつまらない町だと
鼻歌交じりにひとりごちる
僕は夜の散歩が好きだ
自分をさらけ出せるから
昼の間は影に溶け込んで
背中に微笑みかけてくるだけの
自分の汚さや愚かさと 肩を組んで歩けるから