アニマ像
あの子 髪の先に花を咲かせたあの子
甘い吐息を振り撒いて
七色の花びらを揺らしていた
唇の裏に雛を寝かせて
微笑みながら そっとあやしていた
僕は 微睡みの中で
ときめきを探し求めていた
あの人 首筋に黄昏を浮かべたあの人
沢山の若い雄鳥達が
その向こうを目指して飛んでいった
目一杯広げた青い羽で
儚い夢を 空に描いていった
僕は 喧騒の隅で
ぬくもりを探し求めていた
あの影 胸に星屑を散りばめたあの影
行き場を失くした亡骸に
大きな手を差し伸べていた
ほろ苦い響きの子守歌で
膿んだ心を そっとなだめていた
僕は 憔悴の裏で
やすらぎを探し求めていた
まま 母さん 女神様
その時々で 声や姿を変えながら
僕を導いてくれた
あの子 あの人
あの影よ
甘い吐息を振り撒いて
七色の花びらを揺らしていた
唇の裏に雛を寝かせて
微笑みながら そっとあやしていた
僕は 微睡みの中で
ときめきを探し求めていた
あの人 首筋に黄昏を浮かべたあの人
沢山の若い雄鳥達が
その向こうを目指して飛んでいった
目一杯広げた青い羽で
儚い夢を 空に描いていった
僕は 喧騒の隅で
ぬくもりを探し求めていた
あの影 胸に星屑を散りばめたあの影
行き場を失くした亡骸に
大きな手を差し伸べていた
ほろ苦い響きの子守歌で
膿んだ心を そっとなだめていた
僕は 憔悴の裏で
やすらぎを探し求めていた
まま 母さん 女神様
その時々で 声や姿を変えながら
僕を導いてくれた
あの子 あの人
あの影よ