逢いたいアイはみつからナイト
春ちかい夜道で
夜毎さむさにこころは弾まず
ときめくアイはいずこなの?
幼子のこえがひびいた時
おれの心のドアがやっと
あきはじめていく
見ず知らずのちいさな命は
つねに KARAKARAの
かわいた空気を
さえぎっておれに届く。
コビット109に疲れた大人達
すこしの「ぐち」もマスクで
聴こえない。
監視カメラをみなが
手にしたいま
逢いたい相手も 愛する対象も
ピントは機械のイワレルまま
哀しきひとがまたひとり。
おれのよこを通りすぎる
おれの淋しさも
おれの侘しさも
おれの愛するアイ手も
まだきえないしミツカラナイ。
Say-takashi,muroi,