日射し
九州は梅雨明けした。
梅雨明けのニュースに合わせるかのように
湿った蒸し暑い空気は
ただただ熱い、熱線のような日射しに変わった。
蝉が一気に泣き出し
アスファルトの熱は
夜がきても余熱で町をあたためる。
「夏」がきた。
キミが…退社するのと、入れ替わるかのように…
……片想いだったし
……失恋なんてのは時間がすべて解決するはずだけど
この暑さに、イラつく元気さえ、ない。
汗だくの額を拭いて…溜め息が出るだけ。
涙も出ないのは、俺が老けたからだろうか。
まだ…キミの面影を思い浮かべてしまうよ。
キミがいない夏。
切ない。くるしい
梅雨明けのニュースに合わせるかのように
湿った蒸し暑い空気は
ただただ熱い、熱線のような日射しに変わった。
蝉が一気に泣き出し
アスファルトの熱は
夜がきても余熱で町をあたためる。
「夏」がきた。
キミが…退社するのと、入れ替わるかのように…
……片想いだったし
……失恋なんてのは時間がすべて解決するはずだけど
この暑さに、イラつく元気さえ、ない。
汗だくの額を拭いて…溜め息が出るだけ。
涙も出ないのは、俺が老けたからだろうか。
まだ…キミの面影を思い浮かべてしまうよ。
キミがいない夏。
切ない。くるしい