「行かないで」って泣く子供を見た。

その子は、ただのダダをこねたのか、ワガママでも言ったのかなー
って感じだったけど…

子供の頃は
「行かないで」なんて自然に言えるんだよね。

なぜ、「行かないで」って言うのか
なぜ、その思いになったのか

思い出してみると‥‥

その時、行って欲しくない人が行ってしまうと

さみしいから。
とか
遊べないから。
くらいかな。


俺たちは、いつからそんな事を言えなくなったんだろう。‥


さみしい
なんて言うと、笑われそうだし
大人っぽく、思いやれてない言葉だからかな？


誰かに一緒に遊んで欲しい年齢ではなくなったけど…


子供の頃
真っ白な気持ちで
「行かないで！」って

言葉に発した時のように

まっさらで、曇りのない言葉って‥


もう、なかなか出ないな。
なんて思いながら。


泣きわめく子供の横を追い越して歩いた。