ポエム
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203高地
脳に刺さる音とヘッドフォーン
ついに、とうとう、まさか、音楽の聞きすぎで
音が耳に刺さるようになってしまったかと
思ったが
ただ、ヘッドフォーンが耳を圧迫しすぎてしまって
耳がヒリヒリと痛んでいるだけであった。

しかし、ヘッドフォーンをしたまま
音楽を止めても
そのヒリヒリは止むので
どこか、音楽に脳みそを刺すような
感じがしたのであった。

エアーポッズをヘッドフォーンの中に挿したままにして
同じ曲をかけると
本当に脳みそは
刺客に刺されて
刺客は刺客でないのではないか
ここは203高地と呼ぶ方が正しいのでないか
私はお国の為に
玉の無駄遣いをせぬようにと
竹槍で
ロシヤ兵を
滅多ざしにしてやったのだった。
21/08/19 07:26更新 / 很庸太郎



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