苦手なものが増えたな

私には生きぬくい世界で

明日を楽しみにする日なんてなくて

楽しみなことも楽しむことも心からはいつも楽しめなくて

それでも私に神様が授けてくれる一日一日を私は這って生きてる。

毎日私の体に刺さる針は私が望んだことなのかもしれないしそうじゃないかもしれない

あなたが笑うといつも心の中に風が吹いて、閉めきって重たくなった部屋の空気が少し軽くなって息がしやすくなる。

あなたの話をどれだけ聞いてこれただろう。

あなたが伸ばした手をどれだけ私は握ることができただろう。

あなたが私に向けた眼差しをどれだけ私は笑顔で返すことができただろう。

まっすぐ私だけを見つめる、求めるその心にどれだけ寄り添えてきたんだろう。

こんな制限だらけの世界で、私が生きる理由。

そうでなければきっと、とっくに神様に明日を還しにいってたな。

■作者メッセージ
読んで下さりありがとうございます。