ポエム
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毒々Eclipse
過ぎ去った土煙
待ちわびた静寂
一抹の寂しさを
何故か覚えてる

吹き荒れた猛毒の嵐も
何時の間にか止んで
重なり合い風化して
砂になった時の流れ

ぎらつく陽射しを躊躇わない
剥き出しの太陽が
狂った人々の頭上から降り注ぐ
猛毒の陽射しを浴びせてる
そして嘲り嗤ってる

降り続く病雨に
傘を差す事すら
許される筈無く
何故か怯えてる

群がり吠える猛毒の戌は
いつの日も生きて
喰らい合い骨と化して
腐った成れの果て

ざらつく味わいを隠さない
剥き出しの偶像が
狂った人々の頭上から微笑んで
猛毒の視線を浴びせてる
そして見張り煽ってる

どんな毒舌も辛辣も
過ぎ去ってしまえば
消費され見過ごされ
償ったことにされ
やがて翳りを見せた話題は
次の毒に飲まれて欠けてゆく
鮮度と衝撃とキャッチフレーズの
毒々Eclipse
火を点けたタバコのように
煙になって端から消えてく
火の点いたタバコを捨てるみたいに
煙を上げて恥晒しが燃えてる
やがて勢いの消えた話題は
次の炎に焼かれて消えてく
温度と衝動とバッドニュースの
毒々Eclipse
20/07/03 21:38更新 / キッド



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