ばけもの
醜い顔に 細い体引っ提げて 起き上がる
外を見渡せば どんちゃん騒ぎ 遠くの微かな明かりや笑い声
今日もカーテン閉めてお留守番
外に出れば 阿鼻叫喚
今日も今日とて一人なのだ
さびしくなった 明かりにつられ 陰にひそむ
火を囲み おかしな笛の音 踊る人
かがり火に火照る彼女の横顔は
どうして僕のそれとは違うのか
彼女と僕は種が違うのだ
「僕もいれて」と呟くが どうも日本語がしゃべれない
踊り子の真似をしてみても 鉤爪が邪魔で踊れない
ほほをグイっとあげてみても 彼女のエガオとは程遠い
かがり火の微かな温もりを背に感じ 小石に躓きながら家に帰る 遠くでおかしな笛が鳴っている
外を見渡せば どんちゃん騒ぎ 遠くの微かな明かりや笑い声
今日もカーテン閉めてお留守番
外に出れば 阿鼻叫喚
今日も今日とて一人なのだ
さびしくなった 明かりにつられ 陰にひそむ
火を囲み おかしな笛の音 踊る人
かがり火に火照る彼女の横顔は
どうして僕のそれとは違うのか
彼女と僕は種が違うのだ
「僕もいれて」と呟くが どうも日本語がしゃべれない
踊り子の真似をしてみても 鉤爪が邪魔で踊れない
ほほをグイっとあげてみても 彼女のエガオとは程遠い
かがり火の微かな温もりを背に感じ 小石に躓きながら家に帰る 遠くでおかしな笛が鳴っている