ポエム
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ぼんやりとした夜の流れ
雨降りの夜風のぬるさ

ヘッドライトがバス停に重なっている影を消した

透明なビニール傘の中には

信号機が明滅して赤くなった顔がある

砕けた雨粒は流れになって足下をくぐっていく

そして鮮やかに排水溝に落ちていく

バスがやってくれば人は一斉に乗り込んで

蛍光灯の明かりの中に腰を下ろし

誰もいないバス停と青い光を横目に消えてしまう


18/10/08 14:15更新 / ごったん



談話室



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