ポエム
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僕のための詩
ああ〜。

わかるよ。

やる気が出ないんだね。

僕も、同じ気分だったところだよ。

なんでかなあ。

やらなければいけないことって

身構えちゃうよねぇ。

身構えて、

億劫にしてしまうんだものね。

でも、身構えずには、いられない。

やらなきゃっていう、その状況が、

続くと分かっていても、

やらないよね。

やらないんだ。僕たちは。

だからどうって、訳じゃない。

目の前にさ、本を広げていたって

字が入ってこないんだ。

そうしているうちに、

日が経って、

積み上げたものも、あっけなく崩れて、

僕らはそれを、黙って見ている。

そんなことを、幾度となく、繰り返し続けてさ、

まだ、できない。

ずっと、できていない。

夢の中で、活発に冒険する僕は、

現実では、外の空気すら吸わない。

なぁんにも、していない。

そんな一日は、

次の日に持ち越されずに、

学ばずに、

また繰り返して。

なぁ、僕は、生きているか?

いやいや、心臓が動いていれば、

生きていると言えるわけではない。

もう、歯止めも効かなくなってしまったようだ。

僕には、わかる。

僕の脳、溶けている。

どろどろに、すかすかに、

未来、か。

未来なぁ。

僕は、未来、嫌いだよ。

毎日は、気張れないよ。

走り続けていられないよ。

僕は、歩きたい。

周りの人が走っていても、

僕は、歩いていきたいよ。

せかせかするのは、苦手。

だけど、だらだらしすぎも、嫌だ。

わがままだよね。

でも、君もそうでしょ?

好きなものがあって、

嫌いなものがあって、

やりたいことがあって、

やりたくないことがあって。

うまくやりくりするけれど、

やっぱり、自分のためなんだ。

自分というレールは絶対なんだ。

ごめん。話しすぎたね。

まあ、その、要するにだね。

らしくいこうよ。
20/08/27 01:24更新 / 伊那秋菜



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