核が
気づかぬうちに、背後に居た者は居なくなっていた…
そんな夜。
くるぶしまで、水に浸して、
見えないものに、目を凝らしてる夜。
呆然と立ちすくんで、指先にも力が入らない。
2時間かけた反復運動。
どさりと、ベッドに身を横たえて、
手と足を三分咲きに。
そして、呼吸を整える。
大きく吸って、全て吐き出す。
頭以外、力を抜く。
すると、身体はまるで沼に沈み、
顔だけが水面に浮かぶ。
そして、目を閉じて、星を想う。
暗闇に輝く、一抹の星を…。
思考を時空に任せて、
現実と夢想の境界。
0.0001秒の、刹那に、
在った。僕の核が。
僕の奥底の底の底に沈み、
日常生活ではその呼吸の泡すら出さない核が。
毎夜、待っている、核が。
そんな夜。
くるぶしまで、水に浸して、
見えないものに、目を凝らしてる夜。
呆然と立ちすくんで、指先にも力が入らない。
2時間かけた反復運動。
どさりと、ベッドに身を横たえて、
手と足を三分咲きに。
そして、呼吸を整える。
大きく吸って、全て吐き出す。
頭以外、力を抜く。
すると、身体はまるで沼に沈み、
顔だけが水面に浮かぶ。
そして、目を閉じて、星を想う。
暗闇に輝く、一抹の星を…。
思考を時空に任せて、
現実と夢想の境界。
0.0001秒の、刹那に、
在った。僕の核が。
僕の奥底の底の底に沈み、
日常生活ではその呼吸の泡すら出さない核が。
毎夜、待っている、核が。