ポエム
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銀風
逆重力の柔らかな丘に

黒い木がたつ。

日々ぐんぐんと伸び

銀色の風に切り裂かれ、また土に還る。

それらを繰り返していくうちに

黒から白へと変貌し

銀風は止み

白い木が果てまで伸びたとき

大地が死んだ。
20/04/30 19:19更新 / 伊那秋菜



談話室



■作者メッセージ
男の日課の比喩です。

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