湯上りの一杯目
汗だくだくと仕事場を退散して
赤い黄昏から逃げるようによろよろと帰宅して
ひとっ風呂浴びたら
髪も生乾きに缶ビールに手が伸びる
ほんの少し喉が焼けるような感覚に酔い
乾いた身体に苦みが染みる
気が付けば大人をやらされて
生きるためだと当たり前に労働に勤しむ日々
嫌なことよりほんのわずかにいいことがあるから
何とか大人をやってこれている
僕の場合、その象徴は甘くない
初めて口にした大学時代にはわからなかったビールの苦みは
社会に放り込まれた今や心地よい
苦労を知れば知るほど苦いビールの味がわかるとすれば
僕はこれからもっとおいしくビールをいただける日が来るのだろうか
それは楽しみなような、憂鬱なような…
とりあえず今は悩み事を2缶目と一緒に飲み込もう
赤い黄昏から逃げるようによろよろと帰宅して
ひとっ風呂浴びたら
髪も生乾きに缶ビールに手が伸びる
ほんの少し喉が焼けるような感覚に酔い
乾いた身体に苦みが染みる
気が付けば大人をやらされて
生きるためだと当たり前に労働に勤しむ日々
嫌なことよりほんのわずかにいいことがあるから
何とか大人をやってこれている
僕の場合、その象徴は甘くない
初めて口にした大学時代にはわからなかったビールの苦みは
社会に放り込まれた今や心地よい
苦労を知れば知るほど苦いビールの味がわかるとすれば
僕はこれからもっとおいしくビールをいただける日が来るのだろうか
それは楽しみなような、憂鬱なような…
とりあえず今は悩み事を2缶目と一緒に飲み込もう