ポエム
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嘘じゃないんだ、ありがとうと云って生きたいんだ

  

称号なんて
いらないなぁ、
あれば
助かるかも、だけど。

スマホなんて
いらないかなぁ、
あれば
縋ってしまうけど。


梅雨だから
雨が降るのが当たり前です。


日々はけんめいに
笑えるように生きたいと
想うことも
当たり前でしょう?

夜も
寒くはないわ。

ただ、
忘れてしまいたい想い出を
想い出してしまう、

狂ったように
笑ってしまいたいような
そんな一夜。


あの頃の
囁きも
嘆きも
血の色も
鋭い嘘のカケラも
みにくい真実の時間も
なにも
憶えてなんか
いないと
想って
日々日常を過ごして来て。


それでも気がつけば
そんな時間軸に
馬鹿みたいにしがみついて
狂ったみたいに
泣きたいこころがある。


ただ
ほんとうに
こだわらずに
生きたいんだ。

嘘もホントも
まとめて
信じてやるから、さ

ただ、
死ぬまで、
ほんとうに
ありがとうと云って
生きたいんだ。

ありがとう、君。

ありがとう、友達。

ありがとう、恋人。

ありがとう、みんな。

ありがとう、世界。



そして、

ありがとう、ありがとう。


ようやく静かな夜を
迎えることができますねぇ。

忘れられない
酔わせるみたいな
真っ白な夢の扉を開けてみて?


そこには、
闇夜に輝く無数の希望のカケラが
キラキラ、キラキラ、
煌めいていることでしょう。








23/06/12 21:29更新 / 花澤悠



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