あした、きれいな孤独になあれ
とてもこころがいやらしく思えるのは
じぶんでじぶんを嫌ってしまいそうな
ずるがしこいたちいふるまいをしたとき
わたしはいつからこんなに
こどものころなら大嫌いだった
卑怯なにんげんになってしまったのかと
なんどもなんどもじぶんのこころを見て
嘘みたいなげんじつにあきれはて
そしてかなしくなってくるのだ
あのころ蛇がこのましくて
ひとみなきらう容姿をうけいれ
ひとみなきらうものとして生きて
ただただおのれのまっすぐなきもちで
にょろにょろと蛇行しながらでもブレずに
きらわれることを一切おそれないで
生きてるもののすうこうさに
あおぎみあこがれ慕ったひとみに
みさげはてられる今のわたしだ
蛇はこうかつなんかじゃないんだ
蛇はぐどんといってさえいいんだ
蛇はすきできらわれてるんじゃないんだ
蛇はまっすぐをおりまげられないだけなんだ
そんな蛇がすきだったあのころの
美しいこころをもったわたしに
恥じないいまのわたしであれ
恥じないいまのわたしであれ
恥じないいまのわたしであれ
そしてひとりで生きられる
あしたきれいな孤独になあれ