ポエム
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あした、きれいな孤独になあれ

とてもこころがいやらしく思えるのは
じぶんでじぶんを嫌ってしまいそうな
ずるがしこいたちいふるまいをしたとき

わたしはいつからこんなに
こどものころなら大嫌いだった
卑怯なにんげんになってしまったのかと

なんどもなんどもじぶんのこころを見て
嘘みたいなげんじつにあきれはて
そしてかなしくなってくるのだ

あのころ蛇がこのましくて
ひとみなきらう容姿をうけいれ
ひとみなきらうものとして生きて

ただただおのれのまっすぐなきもちで
にょろにょろと蛇行しながらでもブレずに
きらわれることを一切おそれないで

生きてるもののすうこうさに
あおぎみあこがれ慕ったひとみに
みさげはてられる今のわたしだ

蛇はこうかつなんかじゃないんだ
蛇はぐどんといってさえいいんだ
蛇はすきできらわれてるんじゃないんだ

蛇はまっすぐをおりまげられないだけなんだ
そんな蛇がすきだったあのころの
美しいこころをもったわたしに

恥じないいまのわたしであれ
恥じないいまのわたしであれ
恥じないいまのわたしであれ

そしてひとりで生きられる
あしたきれいな孤独になあれ


19/05/09 03:36更新 / 花澤悠



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