ポエム
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朝日が
流れ込んでくるとき

白いレースのカーテンをすり抜けて

さらさらと
さらさらと
さらさらとさらさらと

天使の吐息の音色を立てて
やって来る日があるんだよ

それは
すっごく稀にしか無いから
まるで
二重の虹を視られるみたいな
すっごく奇跡的なことだから
もし
そんな音を
聴くことができたら
それは
すっごく
幸せなことだと想うんだ

いずれ

時は流れ

過ぎてゆき

いずれ

人はかならず死ぬ生物で

いずれ

死ねば全てが無垢になると

想いこんでる

想いこんでいながら

それでも

奇跡みたいな幸せを

感じられる

夢を

もう

憶えていないけれど


きっと

それはさらさらと

さらさらと

音をたてて過ぎてゆく

あゝ
そうだな
こんな私でも
ひとつだけ希みが叶うなら


まるで青空みたいな
明日の
命に
なりたいな






23/05/29 20:56更新 / 花澤悠



談話室



■作者メッセージ
志月さんの、さらさら、って言葉にインスパイア受けて。(?)、インスパイアされて?どっちか正しいの?いつもわからなくなる。

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