ポエム
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啖呵!

  

一敗地に塗れたからといって、
それがどうだというのだ?

すべてが失われたわけではない――

まだ不撓不屈の意志、
復讐への飽くなき心、
永久に癒やすべからざる哀しいほどの憤怒
降伏も帰順も知らぬ勇気があるのだ!

敗北を喫しないために、
これ以外何が必要だというのか?

───────────────────
どぉよ?

カッケーでしょ?
ちなみに出典は、『失楽園』
あっ、違うよ?
あの不倫のヤツじゃないよ?

ミルトン、作。

って、ちょっと知らん人は
ググッと、ググってね?

お読みになれば?
とは、おススメはいたしませんけど。

ま、たぶん、
内容は面白いかもしれないけど、
たぶん、読むのは、しんどいよ?

で、ちなみによ、
冒頭のあのセリフ、誰のものだと想う?

ま、さ、か、の。

悪魔王サタン。

ま、マジっす、よー。

6行目の、『哀しいほどの憤怒』は、
ほんとうは、『憎悪の念』っていうのが
まるせいなんだけどね。

そこだけ、妙に好きじゃないので
ちょっといじってみましただ。何弁だ?


神さまに反旗を翻した天使長ルシフェルの、

一度大敗を喫し、
地獄のドン底まで堕とされた
神に次ぐものの、

その美しい翼を
引きちぎられ
蛇と化したルシフェルの、

今度は、
今度こそは、

ゼッテー、負けねー、ってゆう、啖呵。


相手は、
全能、なんだけどねー。


でも、負けてやらねー、って啖呵!


一敗地にまみれたからといって、
それが、どぉしたというのだ?

新たなる闘いが、始まる。


カッケー、よなぁ。







23/03/21 10:13更新 / 花澤悠



談話室



■作者メッセージ
『悪の』サタンが好きなわけではなくて、ですね。全能の神さまと真面目に闘おうってしてる姿が、カッケー、って想い、こんな文章を書いてみました。あえて、詩、とは、呼びませんです。
あっ、これって、これが、厨二病?
て、いくつやねん?

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