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たとえばこの「好きっ」を


わたしは、寂しくても、いい。
寂しいなんて、あたりまえだから。
わたしは、寂しくても、いい。

な〜んて、強がってみたり、ね?


けど。

これは、ホントで、
わたしは、
(彼女を)
悲しませなくていい人生を、

生きたいなぁ。


そんなわたしのこころに刺さる、
この人の言葉は、胸に沁みる。
そんなわたしに希望を与える、
この人の温かさは、肌に沁みる。


今まで、たぶんだけど、
どこのだれのことも
十全で好きになれなかったよ。

嫌、べつにね、
この人が必ずしも、
正しいと想っているわけではない、

のであるよ?



ただ、なんて、かなぁ?


少し悲しくなるんだよね、
この人といっしょにいると。


「まるで、悲しがってた、
とても、悲しかった、
じぶんを、再体験してるみてーな、さ」

のなら、
この人は、わたしの、
ナニカ、
なんだろーねー?


強がりは、好きよ?

泣き崩れる、様より。


寂しさも、
受け入れるわ。
けっこう、陽気に、笑い飛ばして、ね?


たとえばこの言葉が、
星の降る夜、
降る星と同じように、
夜、散る花びらを、
降らしてくれるのなら、

星、降る、美学に、

花、散る、美学に、

さ────────ッって、
流れる、
切なさ、なんて、
笑って、笑って、笑い、とばして。

美し声で、
「好きっ」って、云う、よ?

ホントの、ホンキで、
「好きっ」って、云う、よ?


後悔しても、手遅れ、なんだ、よ?











23/01/17 06:16更新 / 花澤悠



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