ポエム
[TOP]
冬の風


星、滲む
つまり夜空は寂しくて
涙を流して撫でられたがる



爪みがく
切って尖らせこの心
突き刺したいほど切ない片恋



夢をみた
天使のようなま白さで
わたしの孤独をくるむあなたの



恋をした
忘れられない疾風の
ような身を切る禁断のやつ



まよなかに
カルアミルクを飲んでみた
甘い夢さえみれないくせして



凍らせた
グラスにそそぐ冬の夜
するどい冷たい硬いこの水



冬の牙、
脳をたちまち突き抜けて
恋が至上と刻む月光



冴え冴えと
深夜に立った白い花、
風に吹かれて煌めいている








22/10/31 23:48更新 / 花澤悠



談話室



TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c