山に登って、街をみおろすと
山に登った
日常は、街に置き去りに。
ヤッホーッ!
なんてまさか叫べず
ただ真っ青な空をみて
胸が大きくなってしまっていた
ややこしいことや
怒りや悲しみなど
大空を自由に飛ぶ野鳥の餌にさえならない
なんてちょっと壮大な
少し破天荒な想いに
身を委ねてみたいな
ホントはなにひとつ
なにも解決なんてしてないけど
けど、
山に登ったんだ
すでに錆びついてしまった
こころの歯車に
オイルをさすくらいの
意味はあるだろうし
なにより。
絶叫マシンに乗って
大絶叫するより
絶対、快感なんだからッ!
背中の奥のほうから
ピンッ!
と真っ直ぐに昇るものがあって
もうこの辺で一番新しい
じぶんに生まれ変われそうに想えて
こういう幸せを感じられるから
生きてるって、
のりこえてゆけるんだよね。