ポエム
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さいはての想い

  

さいはての
悲しみの果てのその果ての
凍った荒野(あらの)でつぶやく「恋捨て」


晴天の
このさいはてに翼なき
ものの住みうる約束の地はなし


今生は
乙女の命は捧げます
生まれかわれば恋に生きます


恋だけが
希望の時間(とき)を与えてくれるし
いちばん綺麗な夢を叶える


夕陽まで
荒野で凍って視えるとき
嗚咽を凍らす咽喉(のど)ひき裂かれて


キライです
そんなホントの告白は
けっこうマジメに泣きたくなるんだ


あしたから
光とともに疾風が
闇切り裂いて世界を浄化す


恋を知り
乙女が気づく黄昏の
さみしくなるほど甘すぎる香りよ


すべて終えた
愛にだかれた深いよる
翼なきものさえ眠るよる


嘘じゃなく
けっして消えないやさしい気持ちを
両手で整え傷つく堕天使


ねぇ愛よ
堕天のこころを震わす声
なんて無視して愛し逢おうね


告ゲタイ想イハ
ホントヲイウトソンナニ多クハナインダ
コノココロノココニアルアナタヘノアタタカイ
カエルモノナキ 塊(かたまり)ヒトツヒトツキリ










22/11/17 01:00更新 / 花澤悠



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