ポエム
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甘い息
夜の街には、風が吹き
不幸な人を選びます。
不幸な人の吐く息は
切ないほどの甘さです。
その唇はやわらかく
そっと触れたらぷにぷにで
どんな小さな喜びも
そっと語ってくれるのです。
その夜も風は逢いました。
彼女はそれを知りながら
微かに顔をそむけても
そんなちいさなあらがいは
なんのやくにも立たなくて
風はやさしく口づけます。
(月は目を閉じ、みないふり)
夜の街には、風が吹き
不幸な人を選びます。
風はやさしく撫でながら
ゆっくりこころをくるむのです。
22/09/30 01:51更新 /
花澤悠
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■作者メッセージ
あかん。また目覚めてしまった。いや、なにかの能力が覚醒した、とかの「目覚め」じゃなくて。ただ、さっき一度眠ったのに、目が覚めた。不眠症やん、それって。いやいや、今から眠れる、はず。とか。だから、心配しないでね、とか。信じるものは、救われる、とか。
それではおやすみなさいませ。
あ、ちなみに、メッセージの欄が日記を書き込む欄じゃないことは、存じ上げておりましてよ?
でわ。
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