心、キラキラ、キラキラ
君のためにもう泣かないと決めた
秋の夜長に銀杏が舞い
君と別れた帰り道に
知らない星座をみあげながら
その星座の中には
《こじし座》なんかもあるのかな、
決められなかったのは
もう一度君のために笑う未来を取り戻したい
けれども火傷をするのはいいんだけれども
そのときふたたび君を深く傷つけてしまう
そんな未来も視えてしまって、
君のことを忘れないままで
生きてゆく、これまでの人生を
無駄にはしない誓い
君と出逢えた日常の中の光り輝く瞬間
キラキラ、キラキラ、
黄金色に、暖かく、輝いていたよ。
冬がくるまえの
緑の薫りのするすこし湿った風が
僕の耳の奥深くを
優しくくすぐったからやっぱり想い出すんだ
僕の小さな胸の傷に
甘い蜜を塗って塞ぐように癒してくれた
君のあたたかい夕日のような切ない優しさを
そんな心に残る想い出を
忘れてしまえるわけないだろう