ポエム
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黄昏の風のうた



泣きそうに
大きな夕陽が死にそうに
心をいつわり沈む黄昏


大好きな
君との別れと知りながら
黄昏の風吹く街を逃げた




恋なんて
安心できたら恋じゃない
燃え上がれ胸、はり裂けろ胸


冷めた目で
あのとき嘘をついたのは
ふたりの未来を信じていたから





黄昏の
瞳の奥が憶えてる
キスで震えた、嬉しい身悶え


花はただ
黄昏の風に、揺れている
街を見おろす小高い丘で





秋の風
負けてもいい気にさせるよね
それもどうでもいいんだ、黄昏


黄昏ほど
かなしい時刻は無いと想う
黙って未練を置き去りたいのに


黄昏に
泣きそうに街を走るのは
最高の絆を断ち切ったから


立ち止まり、
吹く風を浴び、ふり返る、
可愛いくらいの純愛だったよ


ああだから、
私は私を許さない
君を忘れろ、私の心よ










22/09/08 04:50更新 / 花澤悠



談話室



■作者メッセージ
よ、4時半って。深夜でもないし、早朝でもない。これまた中途半端な時間に。

前作、嫌いじゃないけどまとまりつかなかったので、今回まとめ直してみました。
こんな時間に書いてるから、たぶんあしたの朝(あ、今があしたの朝だという話もあるが)、深夜に書いたラブレターてきな想いで読み返して真っ赤になったりするのでしょうね。

お読みいただければ、幸いです。
でわ。
寝ます、って、今から、寝るんかいッ!

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