生きるのがうっとおしい
雨の音がして
暴風が
濡れた木々を大きく揺らす
生きるのが辛いって
さらには暗い闇夜が
すべての人の心をおおう

ある人がそれに気づいて
挑もうとしても
どこにもいなかった
確認もできなかった
そう言って恐怖にうち震えていた

まぶたをこする手の甲が心を
乾いた脆弱さでささくれ立たせる
まだ死ぬのはまだまだだけど
生きるのが悲しく眩しい

そう
生きることは
眩しくて眩しくて

ほんとうを言えば
本音は
生きたい
泣いても
負けても
生きたい

きちんとしていなくてもいい
普通ってなにか知らないけど
普通じゃなくてもいいんだ
笑い飛ばす覚悟はある

そんな大見得切って神さま
生きさせて
もらいたいよ？
大きな幸せが
希望なのだが

無くても、まぁいい、大丈夫

そのうち明るくてあたたかい太陽が
神さまといっしょにやってきて

やさしく世界を
晴れ渡らせてくれるから

ていう未来がみえる
ちゃんとみえるそれを
きっと信じている