色は赤、朝も早くに初夏の風
(短歌八首)
赤レンガ
世界遺産と呼ばれる美
それでも万年たてば消えゆく
悪いヤツ
ばかりに会って来たわけじゃ
ないしじぶんもやっぱり悪だし
朝が来て
さみしい風がノックする
窓の外には幽かな三日月
人は生き
人はいずれは死ぬと知る
朝日の赤に染まる川辺で
ちょっとだけ
辛いと思う生きること
カプサイシンが効きすぎの夜
雨の朝
まどろみながら耳すます
水切る音で踊るバイパス
ええ、罪は
地獄の底で知り合った
鬼をいまでも好きでいること
その笑顔
一眼レフで撮る理由
なんて他には無い好きなだけ
赤レンガ
世界遺産と呼ばれる美
それでも万年たてば消えゆく
悪いヤツ
ばかりに会って来たわけじゃ
ないしじぶんもやっぱり悪だし
朝が来て
さみしい風がノックする
窓の外には幽かな三日月
人は生き
人はいずれは死ぬと知る
朝日の赤に染まる川辺で
ちょっとだけ
辛いと思う生きること
カプサイシンが効きすぎの夜
雨の朝
まどろみながら耳すます
水切る音で踊るバイパス
ええ、罪は
地獄の底で知り合った
鬼をいまでも好きでいること
その笑顔
一眼レフで撮る理由
なんて他には無い好きなだけ