歌の天使のうたう歌
長い小雨が降りつづく
夜も真夜中午前四時
もう朝だから起きている
人も獣もいる街で
良いメロディーを聴きたくて
万の正しい人々の
やすらかな笑みを想いつつ
億の優しい人々の
命をそっと撫でる歌
長い小雨が降りつづく
皐月無神の暗い夜
雨音に酔う深い夜
寒さじゃなくて寂しさに
そっと震えて目が覚めて
いままで生きて来た日々を
なぜかゆっくり想い出す
お気楽なだけじゃ無かったが
不幸ぶるのだけは嫌
歌の天使のうたう歌
雨音交じりに流れてる
悲しみさえも煌めかせ
心を綺麗に染めあげる
そして言葉は空を飛び
みんなに笑顔の絵をえがく
雨の降る夜ひとりきり
そんな夢みて魂を
暖めているこの街で