青い夏
(短歌六首)
敵の名を知らず許せるはずもなく知って許せるはずもない闇
水平線からゆるやかに来たり来て潮騒となる光る波波
傷つけないはずの軽口でも君のやつならそっと痛む夜もあり
みた夢の叶う怖さを知ったのは君に初めてキスした瞬間
殺される心の辛さを知ってなおそれも必要悪と言うのか
風のない無人の駅に降りた夏流れる汗も自由に流れた
敵の名を知らず許せるはずもなく知って許せるはずもない闇
水平線からゆるやかに来たり来て潮騒となる光る波波
傷つけないはずの軽口でも君のやつならそっと痛む夜もあり
みた夢の叶う怖さを知ったのは君に初めてキスした瞬間
殺される心の辛さを知ってなおそれも必要悪と言うのか
風のない無人の駅に降りた夏流れる汗も自由に流れた