えいえんのふたり
春の陽射しがさす部屋で、
いつもふたりして
来ない未来の話をしているでしょう?
あなたの長くくせのない
やわらかい黒髪を
撫でさせて。
あなたの儚げな輝きなのに
優しい笑顔
みせてみて?
輝かしい恋の未来を
ふたりは
つかみとれるんだろうか?
ぼくがあなたを
好きになってはいけない理由なら
どこにもないよ。
その部屋は少ししずかすぎて
時計の音しか聴こえない
ゆったりと過ごせる
あたたかい部屋
ふたりっきりの、えいえんの。
そしてなによりも
あなたがいるしあわせ、
そしてなによりも
あなたに触れることができる夜、
笑うのはふたりきり
まるで世界にふたりきりで
生きているようだ
そしてふたりっきりでほんとうの愛を
くちびるとくちびるで確かめあう
熱(あ)っついやつだぜ?
それで、ね?
ね?
ふたりみつめあうんだ
確かめあおうよ、しっとりと。
そして、ね?
春の陽射しがさす部屋で、
こんどはふたりして
楽しかったむかしの話でもしましょうよ?