うたが伝えたいこと
あのときの出逢いを
あの海に感謝する
サイダーを飲んで
シュワシュワがのどをとおって
体中に染み渡るように
夏を想い出す
これからどうなるかなんて
誰にもわからなくていい
べつに純正じゃなくてもいい
まぜものだらけの
凄く美しい結びつきもあるだろう
黎明に大橋の上に立ち
長いあいだの夜から
しっとりとやわらかくあけてゆく
海を眺めている
ひとりでも
眺めているんだ
愛が成り立たないから
実感した哀しみの夜を知れば
凍てつく空気を飲み込んでしまい
はやく朝が来て欲しいと
青く光り海に落ちてゆく
流星に祈る
星に
祈るんだ
その愛のあとさきを知れば
生きることのむつかしさが
まえへゆこうとする足を
すくませる
君はしっかりと笑って
そこにいるのに
お茶目なウインクでもして
夢の空に浮かんでいるのを
知っているのに
まるでひとりで生きることが
寒くて怖いことのように
感じて
ダメなのに
そんなに君に頼っちゃ
ダメなのに
でも
だから
君といっしょにみたひまわり畑を
もう一度みせて欲しい
忘れられない愛おしい涙もみた
さみしいなら君をそっと
抱きしめてあげたいなぁ、
とか
うたってね
好き、ってそれだけ伝われば
それだけでいいんだ