ポエム
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夢の微笑み


運命の人を見うしない
いろんな街を探して歩いた

べつに一人が
辛い訳でもなく
その人に二度と逢えないそれだけが
怖くて
あの頃
どんな目をして
ほかの人のことをみていたのだろう

その人も
探しても探しても
どこにもない僕のことを
それでも探して
探して探して
みつからなくて
さみしくて
ひとりの部屋で
震えているはずだから

探す正しさのための物語を
創りあげてみたり


好きですって
伝えてしまった日から
すべては正しい未来へ向かって
進みだしたんだと
想っていたのは
僕だけだったのかな

だけど
この世界の
どこにでも隠れている
やさしいけどさみしい希望たちに
かけてもらえる声を
聴きたくて

好きになることは
ダメになることじゃないって

けれどもウソつきな小鳥は
鳥かごからいつのまにか
逃げだしていたんだ


(真っ白な煙が天高く昇るのは………みてないし
(天使になったとかいう嘘は………ききたくないんだ


僕の好きな微笑み
あのね
ほんとうにただ逢いたいんだ

そしていっしょに笑う

なんて
ほんとうなんだよ?
勘違いじゃなくて
思い込みでもいいけど
ただただ本気で叶えたい
朝はやくに
起きる直前までみている
創られた
七色の
幻想みたいな………夢の微笑み………













22/03/21 11:36更新 / 花澤悠



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