冬の、金魚たち………
ほんとうは、
雪なんて、
みないのです。
清らかに美しい高い塔は
黙っている言葉のなかにあります。
死、は、静かな影絵
少年の高さの目線に
綺麗に並べられています。
悲しみを食い破ろうとする金魚のふりをする
悲しみもなくただ泣いているだけの僕の片眼
すべての幸せは
奪い去られるために
産まれているのです。
ねぇ?神さま?
人はひとりで、生きては、ダメです!
まだ、生きてゆきたいのかどうか、
ひとまず、強く無視してしまう、というのが、
正しい選択だ、と思うと言っても、良いですか?
ねぇ?君たち?
冬の、朝の、空に、消えゆく………
雪の、金魚たち………?
雪なんて、
みないのです。
清らかに美しい高い塔は
黙っている言葉のなかにあります。
死、は、静かな影絵
少年の高さの目線に
綺麗に並べられています。
悲しみを食い破ろうとする金魚のふりをする
悲しみもなくただ泣いているだけの僕の片眼
すべての幸せは
奪い去られるために
産まれているのです。
ねぇ?神さま?
人はひとりで、生きては、ダメです!
まだ、生きてゆきたいのかどうか、
ひとまず、強く無視してしまう、というのが、
正しい選択だ、と思うと言っても、良いですか?
ねぇ?君たち?
冬の、朝の、空に、消えゆく………
雪の、金魚たち………?