極寒の都
朝日が照らす街に
ただ感謝をする
いろんなあやまちを封じ込めてしまう
生きること、それは罪なこと。
それを、知って、なお。
怯え竦んでいた弱虫な過去にかけて誓える
ひとは、生きるために、生まれてきたんだ、と。
たとえばこの街が、いつか必ず
あゝ、それは絶対に、廃墟と化して
じんるいなんてものが、掻き消えて無くなってしまうにしても
まだ、朝日は昇るだろうし、
夜は、やって来るだろう。
ただ、
ふと、妄想するのは、
そのとき、
けど
ただ繰り返している
青空と夜空は
それを見上げる誰もいない《地球》で
寂しい気持ちをもてあましてはいないだろうか?
だから、いま、生きてるひとは
必ずこう思わなければならない
のかもしれない
極寒の都でも、
ひとは、生きるために、生まれてきたんだ、と。