ポエム
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極寒の都


朝日が照らす街に
ただ感謝をする
いろんなあやまちを封じ込めてしまう

生きること、それは罪なこと。
それを、知って、なお。

怯え竦んでいた弱虫な過去にかけて誓える

ひとは、生きるために、生まれてきたんだ、と。



たとえばこの街が、いつか必ず
あゝ、それは絶対に、廃墟と化して
じんるいなんてものが、掻き消えて無くなってしまうにしても

まだ、朝日は昇るだろうし、
夜は、やって来るだろう。

ただ、
ふと、妄想するのは、
そのとき、
けど
ただ繰り返している
青空と夜空は
それを見上げる誰もいない《地球》で
寂しい気持ちをもてあましてはいないだろうか?



だから、いま、生きてるひとは
必ずこう思わなければならない
のかもしれない

極寒の都でも、

ひとは、生きるために、生まれてきたんだ、と。







21/08/15 11:28更新 / 花澤悠



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