メロディーレインよ、ふりそそげ
陽炎が立つ街は
眉毛とまつ毛のありがたみを
かつてないくらい僕にわからせてくれる
歩くこと、それは熱いこと、
そして、死への行進。
流れ落ちる汗にかけて誓える
周りには影のない幽霊たちの歩く街
その幽霊たちも溶けている
夜の王が
死んだとも聴く
果てしない《暗い》真夏の炎天下
干からびて転がってる罪びとに
僕もなりたい
けど
ただ立っている
安らかなメロディーレインを求め
ただ立っている
21/08/07 10:23更新 / 花澤悠
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