詩のうた
切りとる
世界を
見せて
おくれよ
写真じゃ
ダメさ
詩じゃなきゃ
見えない
心という
見えないもの
おもいという
不自由なもの
楽しげな
笑いなら
楽しげに
見えるもの
消さないで
あなたの詩
夜空のさいはて
ながれる
しらべを
みみもとで
ささやく声を
しんじたよ
(冷たい
(氷に
(触れては
(いけない
うたを
うたう
人
美しい
声で
うたう
人
死にたい
人でも
泣かせる
声で
うたう
のか
わからずに
うたう
のか
わからない
頂で
暮らしとか
考えて
出会いとか
別れとか
いろいろと
考えて
夜を行く
眼を見たら
涙など
にじまない
ただ震え
見渡すと
さまざまな
生活の
汚れとか
ホコリとか
そこにあり
そこになく
探すため
店を出て
探すため
ただ歩く
疲れの
にじんだ
夜景の
海にすむ
とどまらない
正直者の
さあ
声を
聞こうか