ポエム
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落花無残

ワンルームひとり暮らし
彼が花を買ってくれた

(花瓶がないのでテキトーに挿したよ)

ワイシャツに触るだけで
バカみたいに嬉しい

(十代の頃の甘いヤツみたい)

そして月日は流れ


忘れたくなって
引っ越したんだ

(どうせひとり暮らしなのに)

それを
笑って想い出せるようになった

(十年(!)もかかったバカなヤツ、ハイ、わたし)
 



21/05/15 18:38更新 / 花澤悠



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