ポエム
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暗い春、そして………


罪が春風に吹かれ
ボクたちの頭を通り過ぎた

死が身近にある街の
夢は腐り崩れてゆくのか

地を這う鳥も
冷たい羽根を震わせ

灰色の悲しみに
ボクたちは足を止めて震えてる

せめて悲しみの歌が止み
小さな太陽が真白く見えてくれたら

そしてこの灰色の悲しみに
支配された罪の時が

いつの日か
消え去ってくれさえしたら

ボクたちの眼は痛みを忘れ
きっと廃墟と化した街の美しさを知り

そして………






21/04/21 06:17更新 / 花澤悠



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