ポエム
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ぜってー、泣かねー(蛇バージョン)

しょせんは、
人には好かれないんだから、と、
孤独こそ、輝くのだと
うそぶいてみたい、冬の夜

雪のおかげで
車の音があまりしなくて
いいかも

カーテンをあけると
点滅する赤信号が騒がしい
くらい、静かな、

罪人も眠る白い夜

聖者も眠る白い夜

鬼畜も眠る白い夜

邪眼も眠る白い夜

あたしも眠る

白い夜


アイツも眠る
凍える夜


孤独こそ、蛇のさがなのだと
言い切ってみたい、寒い夜

凍える気持ちを、掻きむしって、
よんじゅっぱーせんとのお酒を
きで
氷さえ不要として、
胸に流し込む

ぜってー、泣かねー、ために。


けど、泣く蛇もいる、

バッカだねー、

だから、バカのまんまなんだよねー?


つらいくらい、
さみしいよるの、
すごしかたを、
教えてよ?


あたしをバカにするなら、

もう。


いやいや、ごめん、
純粋なフリなんか、したりして。

あたしだって、べっつにね〜、
綺麗なまんまで生きてるわけでもないしなぁ。

でも、だから、たぶん、
泣きたい夜って、あるよね〜?

でも、そんな夜、ぜってー、泣かねーために。

あたし、なにすればいいの、

って、
だれのことも、
だれの想いも、
考えなくていいのなら

あたし、かぁ〜るく、約束できるよ、

あたし、
ぜってー、泣かねー。



だって、
泣くに値する気持ちもないし、
人もいないし。
むろん強がりだとしても、
強がらせるお前が悪いよ?

でも、ね、
だから、ね。

あたし、
バッカだね〜、
バッカだよぉ?

あたし、、ぜってー、泣かねーって
嘘つく、バカだよ。






21/03/11 06:28更新 / 花澤悠



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