ポエム
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教会
その夏
その教会まえの花壇
祈りもせずにあたしは
まだ早朝の冷たい空気を吸って
空を見上げていたのです
つまりそういうことです
大きな総合病院を建ててる
機械音が頭に響き
まるで空気が破裂してるみたいでした
うすい雲が多く
東へ飛ぶ鳥の影が
まるでこの世界の終わりに
怯えているようでした
つまりそういうことです
あたしの頬にそっと水が伝っていたのです
21/01/09 09:16更新 /
花澤悠
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