動けッ!談話室へッ!
も、もう、いい加減にしてくださいよッ!
ぼ、ぼくは、談話室へは入れませんッ!
だって、あれでしょ?
トージが、が、あの中にいたんだって、
知ってて、
僕の手で、
だから、談話室へは入らないって、言ってん、
な、なんだ、これは?
思い通りに動かない!
動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け……
だ、談話室だけは、必要なんだ。
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なぁ?
年若い君らにはわかるまい?
この小部屋にも、血みどろの、辛い歴史があったこと。
そのとき、この、談話室がどれだけ人々の心の支えになってくれたか。
なぁ?
わからなくてもいいから、
一度でもいいから、
《談話室》へ、来てごらん?