ポエム
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刺さる風。
城公園、落ち着いた街は白く
白い息、吐いてみるすこし大げさに。
空から小雪の降りしきる。
鼻に当たると消えてゆく。
私の頬は風に撃たれ
もう、凍ってしまったような今は夜。
失ってしまった懐かしい生家を
すっかり忘れていたことに、気づく。
庭には、小さいけれど
白い花が咲いていた。
明日の朝、静けさの中、街の風景が
小雪舞わせる風に吹かれるだろう。
失ってしまった大昔の家族のいたあの家、
あの日、捨てのは、私に刺さる風。
20/12/25 07:42更新 /
花澤悠
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■作者メッセージ
メリークリスマス。
クリスマスの朝っぱらから、な〜にやってんだか、ふんとに。
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