ポエム
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だれもみていない小さな公園で


声を出して、泣いたことがある

だれもみていない小さな公園で

うすい白い雲が、水色の空に霞んでいた

ミネラルウオーターを

ゆっくりと飲んで

美味しい息を、吸い込み

それでも

ただ生きていることを、諦めないと

ただ、諦めないことをつづけると

じぶんとあと、ひとりだけに、誓ったとき

初めて

自転車に乗れたときのような

嬉しい涙を、流して

声を出して、泣いていたんだ




20/12/03 20:19更新 / 花澤悠



談話室



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